“ゲイシャ”という品種の名を知らないコーヒー好きはいないほど世界中で注目を集める存在。
華やかでフローラルな香り、明るく繊細な酸、そして果実のような優しい甘み──
その圧倒的な香味の個性は、スペシャルティコーヒーの象徴とも言えます。
実はゲイシャ種のルーツはエチオピア。
1930年代、エチオピアの原生林で発見された野生種がパナマへと渡り、
後に世界的なゲイシャブームを生み出しました。
つまりこのコーヒーは「ゲイシャが生まれた原点の地」で育まれた、いわば“本家のゲイシャ”なのです。
ナチュラル精製によってゲイシャ本来の繊細な香りに果実の甘みが重なり、
ジャスミンやベルガモットのような華やかな香りとピーチやアプリコットを思わせるフルーティーな甘さが調和。
酸味はやわらかく、口当たりはシルキーでなめらか。
冷めるにつれてハチミツのような優しい甘みが広がり、
余韻まで上品に香りが続きます。
花のように香り立ち、果実のように甘く、紅茶のように澄んだ一杯。
“ゲイシャの故郷”エチオピアが持つ気品と香りの深さを、ぜひじっくりと味わってください。