9月新商品として、コスタリカ産「ジャガー・ハニー」の販売を開始いたしました。
名前を聞くと「ジャガー?」「ハニー?」と少々不思議な名前となっておりますが、
「ジャガー」とは、皆さまご存じの動物園でも見ることのできるネコ科の動物のジャガーのことを差しております。
ジャガーは南北アメリカを生息地としておりますが年々数が減っており絶滅危惧種とされております。
そのため、ジャガーを保護する目的でコーヒー豆1ポンド(約450g)あたり最低1セントを寄付するという
ジャガーコーヒープロジェクトが設立され、そのプロジェクトに参加しているコーヒーということが名前の由来です。
そしてもう一方の「ハニー」のほうは、ハチミツのように甘いのかな?と想像されるかもしれませんが、
コーヒーの製法を由来とする名前で「ハニープロセス」という製法で作られたことに由来しています。
ハニープロセスとは、
コーヒー豆を乾燥させる際の製法の一つで コーヒーチェリーの果肉を除去する工程で、
種子の周りを覆っている粘液質(ミューシレージ)までは除去せず
あえて粘液質を残し乾燥させるという製法です。
その粘液質が乾燥する過程で、ハチミツのようにベタベタするためハニーと名づけられました。
つまり、味というよりは見た目がハチミツのようであったのが由来となります。
ただ、「甘い」というのはあながち間違ってはおらず、
ハニープロセスは、乾燥する際に糖分と酸味が凝縮されて種子に移り込み複雑な香味を生み出すことから、
甘みと酸味、そしてまろやかな口当たりに特徴があります。
「ジャガー・ハニー」は対応焙煎度は幅広いため、
浅煎りだと、リンゴやフルーツトマトのような甘みと酸味。
中煎り以上ではチョコ感やキャラメル感が徐々に出てきて、苦味と酸味のバランス。
深煎りではビターチョコのようなほろ苦さ。苦味とフルーツ感が楽しめます。
「この豆はこの焙煎度!」といった形でおススメとするのは非常に悩ましいため、
迷われた際はぜひ当店スタッフにご相談いただけましたら幸いです。
なるべくお好みに合った焙煎度をご提案させていただくようにいたします。
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