2024年2月の新商品第1弾として、ベトナム産「プレミアム・ダラット」の販売を開始いたしました。
ベトナムのコーヒーと聞いてどのような印象をお持ちでしょうか?
よくご存じの方ですと「カフェ・フィン」と呼ばれる独自のコーヒーフィルターでドリップして練乳を入れて甘くして飲むベトナムコーヒーを挙げられる方もいるかと思いますが、多くの方はベトナムに対してそんなにコーヒーのイメージが強くないかもしれません。
しかし、
実はコーヒーの生産ではブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒー生産の超大国がベトナムなのです。
世界2位!?
その割にベトナムのコーヒーが店頭に並んでいるのを見ることはあまり無いのではないでしょうか?
その理由はベトナムで生産しているコーヒーはロブスタ(カネフォラ種)というインスタントコーヒーや缶コーヒーなどの原料となる
主に工業生産向けのコーヒーであるためドリップコーヒーとして販売されるケースが少ないことが主な理由です。
(おそらく普段からエスプレッソを飲まれている方でしたら、ベトナムのロブスタをご使用されているケースはあるかと思います)
ベトナムは世界2位のコーヒー生産大国ですが、その95%以上がロブスタ種の生産で、ドリップコーヒーとして使用されるアラビカ種は5%にも満たない生産量となっています。
アラビカ種とロブスタ種は栽培条件が全く違っていて、低地で栽培できるロブスタ種と違い
アラビカ種は標高の高い高地で栽培する必要があり病気に弱いため慣れた生産者でも困難なはずですが、近年ベトナムではアラビカ種の生産と品質向上の意識が高まりつつあり各地でコンテストが行われております。
既存のロブスタの品質向上はもちろん、アラビカ種の生産にも乗り出し更なる品質向上を目指す動きです。
本プレミアム・ダラットは、ベトナムではほとんど生産されていない希少なアラビカ種のコンテストで入賞を果たした特別なロットです。
アラビカ種の生産に力を入れ始め、たゆまぬ努力を続けるベトナムのコーヒーをぜひお楽しみください。
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