11月の新商品第1弾としてインドネシア産「マンデリン・プレミアム」(ピーベリー)の販売を開始いたしました。
(申し訳ありません。HPに公開したつもりで公開出来ておりませんでした)
正しくは新商品ではございません。
当店人気のマンデリン・プレミアムですが、入荷の度にすぐ欠品となってしまい度々ご迷惑をおかけしておりましたが、今回新たに入荷いたしました。
「マンデリン」と言いますと、コーヒーにお詳しい方はもちろんご存知かと思いますが
あまり関心の無い方であっても、もしかしたら名前はお聞きになったことなどあるかもしれません。
誰もが認めるインドネシアを代表する希少なプレミアムコーヒーがマンデリンです。
ただ一口にマンデリンと言いましても、実際はそのマンデリンの中にも色々あります。
味の決め手はもちろん様々な要因が存在するわけですがマンデリンの場合は特に乾燥工程に注意が必要です。
乾燥工程が重要な点は全てのコーヒーに共通して言えることですが、その中でも雨季があり湿度の高いインドネシアではひときわ重要度の高い点と言えます。
「スマトラ式」と呼ばれる各農園で予備乾燥を行い、更にその後精製業者に渡されて本乾燥させるという乾燥を2回に分ける工程を採用しています。
しかし、別の作業者がそれぞれ乾燥工程をするということは輸送が生じることを意味します。
つまり農園から精製業者への受け渡しがスムーズにいかないと乾燥しきっていない言わば生乾きの豆が長く留め置かれることになってしまい、その間に豆の痛みが進む可能性があります。
その問題を解消するためにマンデリン・プレミアムでは、1日で輸送を完了し翌日には精製業者に受け渡され本乾燥の工程に入るように管理されております。
栽培から乾燥・脱穀までしっかりと管理し丁寧に丁寧に最上級の本物のマンデリンに仕上げられたマンデリン・プレミアムは、巷に出回る凡百のマンデリンとは一線を画した逸品です。
さらにそれだけではありません。
今回、再入荷に際しまして前回同様「ピーベリー版」に変更いたしました。
ピーベリーとは、通常はコーヒーチェリーから豆が2粒取れるところを、1粒しか入っていない丸い形をした豆のことです。
収穫量全体の5%~20%くらいがピーベリーとなっており全体量としては非常に少ないものとなっております。
(通常は普通の豆と一緒に出荷されるか選別の段階で弾かれてしまいます)
しかし、
本来は2つに分かれるところを1つだけに養分がいくので、味の濃度が濃いと言われており、
また、小さくて丸っこい見た目は非常に愛らしいフォルムをしているため人気があります。
本製品は、そのピーベリーだけを選別して集めたもので非常に希少なマンデリンとなっています。
また、通常バージョンのマンデリン・プレミアムもトップクラスのマンデリンですが、
当店でカップテスト(試飲)をしたところピーベリー版は若干ですが更に濃厚さを増しておりました。
数少ないピーベリーだけを集めたものなので、いつでも入手できるわけでもなく、
在庫のあるうちに取り寄せることにいたしました。
次回入荷は出来るかもしれませんが、今回限りとなる可能性もあるため、
本来は通常版よりも少々値が張るピーベリーですが、通常版のお値段のまま据え置きでご用意させていただきました。
当店自慢のマンデリン。ぜひお試しください。
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